シェムリアップ

アンコールワット遺跡は、アンコール王朝（クメール王朝）時代に9世紀初頭から15世紀にかけて続いたと言われていて、この時代にアンコール王朝が築いた宗教都市です。
特に王朝が全盛期の12～13世紀に建造されたものが代表的で、その中でもアンコールワットは有名です。
アンコールとは「王家の都市」で、ワットは「寺院」を意味する言葉になるので、アンコールワットは「王との寺院」といった意味になります。

シェムリアップの周辺は、多くの遺跡が集中している地域として知られています。
アンコール王朝の時代には、王様は神様のような存在であったので、王様は神々が住む寺院を作る必要がありました。
前の王様が建てた寺院を使用すると、前の王様を否定することになってしまうため、新しい王様が誕生するたびに新しい寺院を建てなくてはならなかったのです。

そのため、アンコールワット遺跡群には多くの寺院が残されています。
その遺跡群は、カンボジア全土やタイ東北部、ラオスにも広がっていって、その数は1000以上にも及びます。
そのうちの主要な遺跡群のみ、全部で60箇所程度が見学することが可能です。

最近では質の高いスパやマッサージが受けられるお店が増えており、女性に人気の観光スポットとしても知られています。
長旅や観光巡りは歩くことも多く、どうしても体に疲れが溜まりがちです。
そんな疲れを癒やせる極上のスパ・マッサージもぜひシェリムアップで体験してみてください。

また、お土産を買うのに困らないマーケットも豊富にあります。
地元の人も通っていて屋根付きなので雨でも安心して買い物を楽しめる「オールドマーケット」や、観光客向けにお土産などを多く販売している「アンコールナイトマーケット」、シェリムアップの郊外で行われていてカンボジアの食文化が分かる「プサールー市場」、夜遅くまで開いていてレストランやナイトクラブまである「アートセンターナイトマーケット」、屋内型でシェリムアップ中心地にある「BBナイトマーケット」など、1つの町にこれだけのマーケットが揃っているのです。

世界遺産だけではなく、魅力の多いシェリムアップに一度訪れてみては、いかがですか。