タ・プローム寺院とは

タ・プローム寺院は、カンボジア シェムリアップにあるアンコール・ワット遺跡群の一つで、19世紀後半に発見されました。
12世紀末にメクール王朝の国王であったジャヤヴァルマン7世が仏教寺院として建設し、ヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられています。
寺院は西東へ約1000m、南北へ約700mも続く赤褐色が特徴的なラテライトの壁に囲まれており、遺跡内はガジュマルの樹木に覆われているのが特徴的です。
他のアンコール・ワット遺跡よりも小さめの遺跡ですが、5000人以上の僧侶と600人以上の踊り子など、12000人以上の人々が暮らしていたと言われています。
当時では一つの都市レベルの規模だったそうです。
崩壊したままの状態で残されている
タ・プローム寺院の最大の特徴は、遺跡内が発見当時から修復を行わず崩壊した状態で残されているところです。
回廊や建物の中は壁や柱などの石材が倒壊しており、ガジュマルの侵食も激しくなっています。
ガジュマルの大樹が遺跡に絡みつく姿は、歴史と自然が一体化したような神秘的な光景です。
発見当時の姿を保つために定期的なメンテナンスが行われています。
回廊や建物の中は壁や柱などの石材が倒壊しており、ガジュマルの侵食も激しくなっています。
ガジュマルの大樹が遺跡に絡みつく姿は、歴史と自然が一体化したような神秘的な光景です。
発見当時の姿を保つために定期的なメンテナンスが行われています。
39の建物と繊細で美しいレリーフ
遺跡に入ると開けた中庭が広がり、39の塔や小祠堂などの建物は三重の回廊で複雑に繋がっています。
中央祠堂の内部の壁には無数の穴が開いており、財宝が埋められていたそうです。
上部は空洞となっており、日差しが差し込む光景は崩壊している内部とは異なる魅力を感じるでしょう。
中央祠堂は音が反響することから、「エコーの祠堂」とも呼ばれているそうです。
建物の外壁などには仏像のレリーフ、内壁には女官や踊り子が描かれたデバターなどのレリーフが刻まれています。
遺跡内の奥にある柱には、まるでステゴサウルスをイメージさせるような不思議な生き物のレリーフも残されています。
そのことから、恐竜は絶滅を逃れ、人間と共存していたという説も囁かれました。
他のアンコール・ワット遺跡と同様に、精巧で美しいレリーフが見られるのもタ・プローム寺院の魅力です。
中央祠堂の内部の壁には無数の穴が開いており、財宝が埋められていたそうです。
上部は空洞となっており、日差しが差し込む光景は崩壊している内部とは異なる魅力を感じるでしょう。
中央祠堂は音が反響することから、「エコーの祠堂」とも呼ばれているそうです。
建物の外壁などには仏像のレリーフ、内壁には女官や踊り子が描かれたデバターなどのレリーフが刻まれています。
遺跡内の奥にある柱には、まるでステゴサウルスをイメージさせるような不思議な生き物のレリーフも残されています。
そのことから、恐竜は絶滅を逃れ、人間と共存していたという説も囁かれました。
他のアンコール・ワット遺跡と同様に、精巧で美しいレリーフが見られるのもタ・プローム寺院の魅力です。